幸せの行方

千佳をみて泣いてる女の子達
そんな中の一人、体格のいい男の子が
俺を見ていた。
なにか、あると思い

他の子達に千佳を見ていて欲しいと
頼み、その男の子を買い出しと
言って連れ出した。

彼は、鮫島君といい。
千佳と仲がよいみたいだ。

アイツがしでかした話を聞かされた
怒りが沸き上がる。
その夜の事を誤解されて
バーテンの奥さんに会社に
怒鳴りこまれたことも。

一度にきたか。
くそっ‥‥‥全て、アイツのせいだ。

俺は、鮫島君にお礼を言って
病室に戻った。
下宿のお兄さん達も来ていた。

千佳、お前、いい仲間がいるんだな。
早く、目を覚ませ、皆心配してるぞ。



そんなとき、廊下を走る音が
バーン、と扉が開き

俺を見ると
いきなり殴りつけた。

きゃーっ、と女の子達が

「信也!どう言うことだ!!
千佳のことは、お前に
任せただろ!
もう、任せられん。
俺がっ、俺が連れて行く。」

「いってぇな。
親父、落ち着けよ。
千佳の会社の方やお世話になっている
下宿のご夫婦も心配して、
駆けつけてくれているのに。」
と、言うと

親父は、回りをみて、
「申し訳ありません。
お見苦しいところをお見せして。」
と、詫びてから
皆さんにお礼を言っていた、


自分が、海外にいて
中々、そばに入れない
事も伝えていた。
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