幸せの行方
プロポーズ
祖父が、亡くなってから
一年後に祖母が亡くなった。
日本に家をどうするか
父達は悩んでいたが、
掃除等を業者に任せて
決まるまで、
そのままにして置くことにした。
祖母の時も
マイクは、一緒に日本へ行き
父と兄は苦笑いをしていた。
更に2年が過ぎ
クリスマスイブの日
私は、マイクに食事に誘われた。
インテリアデザイナーの学校も卒業出来き
勉強をさせてもらっていた会社に
そのまま勤めさせてもらえた。
仕事終わりに、
待ち合わせ場所に行き
食事を二人で楽しんで。
イルミネーションが、
綺麗な場所へ移動した。
あまりにも綺麗で
見とれている私に
マイクが、
「ちかっ。」と、呼んだ。
イルミネーションに見ながら
「ん?、マイク綺麗ね。」
と、返事をしながら答えると。
「そうだね。」
と、答えるマイクの声が硬く
マイクを見ると······
マイクは、私の前に跪き
「千佳。
ずっと君だけを見つめ
君だけを愛してきた。
僕だけの天使の君を
誰にも渡したくない。
どうか·····
僕とこれからの人生を共に生きてほしい。
千佳を心から愛してる。
僕と結婚してください。」
と、言った。
私は、ぽろぽろと涙が溢れ
首を縦に何度も振るが·····
でも、ちゃんと答えたい!
「Mike.Howardさん
貴方を心から、
尊敬し愛しています。
私を貴方の側においてください。」
と、言った。