【完】恋の授業を始めます。
「そんな危険な場所に、高槻を攫うなんて・・・許せねぇ。」
早く行って、高槻を助けねぇと。
「・・・朔夜に伝えねぇと。」
高槻に電話をかけ、今起きたことを伝える。
「はぁ!?じゃあ攫われたの?高槻さん!」
「あぁ。今から俺は、その廃墟に行ってくる。お前は、引き続き高槻から電話が来たら、俺に教えてくれ。」
「俺も行く!」
「電話をかけた奴は、1人で来いって言ってた。だから、俺1人で行く。」
「分かった、気をつけろよ。」
「あぁ、サンキュ、朔夜。」
電話を切って、走って駅に向かう。
1秒でも速く、あいつを救わなきゃ。