【完】恋の授業を始めます。
そんな顔・・・させたくないのに。
「・・・っ。」
「申し訳ありませんでした。少しだけ、安曇君と話をさせてくれませんか?」
「いいだろう。話は後でゆっくり聞く。30分だけ時間をやろう。」
「すみません、ありがとうございます。安曇君、私の部屋に来て。」
「・・・分かった。」
俺は高槻と、部屋に向かう。部屋に入ると、高槻は俺に問い始めた。
「どうして、あんなこと言ったの?」
「どうしてって、そりゃあんなの聞いて、黙って聞く奴なんていないだろ。」
「いいの。あれが日常だから。」
「日常・・・?」