【完】恋の授業を始めます。
「分かったよ、安曇君の言う通りにする。」


どうやら口では安曇君には敵わないみたいだ。



「うんうん、それがいいよ。傘持ってくるから玄関で待ってて。」


「……分かった。」


図書室の鍵を閉め、職員室に返すとすぐに玄関まで向かった。


こんな風に誰かと帰るのは中学の時以来かも。


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