【完】恋の授業を始めます。
「そっか、良かったな。」
そう言って、嬉しそうに笑う安曇君。
私、安曇君に答え貰ったんだよね。
じゃあ、か、彼氏と彼女ってことなのかな・・・。
ヘヘ・・・夢みたいだな。
「どうした?ボーっとして。」
「何でもない。こうしてお父さんとまた仲良くなれたの、安曇君のおかげだよ。ありがとう!」
「・・・で」
「え?・・・」
顔を上げた安曇君の顔は、少し赤くなってた。
「賢人って、呼んでよ。」