【完】恋の授業を始めます。
【賢人Side】
花音と別れた後、すぐに学校に向かって走った。
多分まだ、いるはず。
遅くなってしまった。
本当はもう答えなんて出てたのかもしれない。
知ってて知らないフリしてたんだ。
脳裏に高槻の姿浮かぶ。
好きだって伝えたら、あいつどんな顔するかな・・・。
早く、一秒でも早く伝えたい。
学校に着くと、クラスの電気が1つ点いていた。
あそこは、高槻のクラス。
階段を駆け上り、一年のクラスの三階に着いた。
思いっきりドアを開けると、予想通りそこには高槻がいた。