【完】恋の授業を始めます。
「む、ムリムリムリ!恥ずかしいよ!」
「いいから、して?」
今宵は混乱しているようだったが、覚悟を決めて震えた口で話し始めた。
「じゃあ、目閉じて。」
「ん。」
俺は言われた通り、目を閉じた。
そして今宵は、俺の唇に軽くキスを落とした。
「も、もういいでしょ。」
「だめ、足んない。」
今の俺は、少しSなのかもしれない。
俺は今宵の頬に触れ、唇を塞いだ。
「んっ!」
少し長いキスをする。
一旦口を離して、肩で息をしてる今宵に構わず、またキスをした。
息をしようと口を開けた今宵の口に、舌を入れる。
「んんっ!」
そのまま舌を絡めた。
今宵は辛そうで、声が漏れてた。
「んっ・・・けん、と・・・くっ・・・んっ。」
俺は必死に理性を保った。
そして口を離した。
俺はそんなに苦しくなかったけど、今宵は肩で息をしてる。
やりすぎたな・・・。
「悪い、今宵。やり過ぎた。」
そういうと今宵は、首を横に振った。
「辛かったけど、嫌じゃなかった。」
「っ!」
止めろよ、そういう可愛いこと言うの。