【完】恋の授業を始めます。


「でも良かった、こんな美味しいもの食べれて。」


そう言って微笑ましくクレープを食べる今宵を見てて、少しフッと笑った。


すると今宵の頬にクリームがついてるのをが見えた。


「今宵、頬にクリームついてる。」


「え、どこ?」


少し戸惑ってるようだったので、俺は手でクリームを取り、そのクリームを口に運んだ。


「ここ。」


真っ赤になる今宵を見て、首を傾げた。


何で顔赤くするんだ?


「あ、ありがと。」


「あぁ。」


クレープを食べて歩いて帰った。


「結構遅くなっちまったな。」


心配だから、今宵を家まで送った。


「そうだね。でも、今日すごく楽しかったなぁ。」


今宵が喜んでくれてるなら、良かった。


そんな風に喋ってると、既に今宵の家に着いていた。





< 224 / 284 >

この作品をシェア

pagetop