【完】恋の授業を始めます。
「ん?何?何の話?」
私がリビングでそんなことで浮かれてると、母が興味津々で話しかけた。
「ふふ〜ん。朔夜にね、好きな人が出来たんだって。」
「好きな人って言っても、また女遊びじゃないの?」
ふふ〜ん。違うんですよ、お母様。
「今回のはガチのやつ。」
「うそ⁉︎」 「ホント‼︎」
これにはお母さんもびっくり。
「内緒だよ、朔夜ってあぁ見えてシャイだから。」
「分かってるわよ。でもいつか、あの子も自分で気付くんじゃない?」
「まぁそうだね。」
「ご飯食べる?出来てるわよ。」
「うん。食べる食べる!」
そのままご飯を食べてると、朔夜が帰って来た。
「ただいま〜。」「「おかえり!」」
「何、二人してニヤニヤして。気持ち悪っ。」
引いてる朔夜を見て、私とお母さんはニヤニヤしていた。