俺様と双子達2
悠陽と手を繋いで廊下を歩いた。



生徒会室には誰もいなくて、悠陽がカギをかけて一緒にソファに座った。



「あ、中先タバコ置きっぱ。」

「吸う気!?」

「久しぶりに吸ってみようかな~なんて…。」

「悪い子悪い子。」

「はい。」



二人で中先のタバコに手を出した。



初めて吸った…。



「ゴホッ!!まずっ!!パパリンこんなの吸っててよく平気だよね…。」

「マズイな~。でも久しぶりの味だ。中学時代を思い出す。」



悠陽はフィルターの近くまで吸って灰皿にタバコを押し付けた。



信じられない…。



莉里もこんなのの何がよくて吸ってたんだろ…。



「何か飲みたい…。口の中が超苦い…。」

「じゃあアメあげる。」



悠陽がポケットからアメを出してくれた。



あたしはこっちのがイイ。



「うまい?」

「うん。甘い方が絶対イイ。」

「俺にもわけて?」



そう言った悠陽はあたしの口からアメを奪った。



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