俺様と双子達2
実際朝起こしてくれたり、ご飯を作ってくれたり、世話を焼いてくれるのは寧音さん。



でも俺を産んだのはこの人。



「お母さん…。」

「隼人…。隼人~!!」



何とも言えない涙が出た。



今まで辛かった事とか、全部許してやりたくなるような、そんな温かい涙。



「莉里…。彼女も来てるんだ。会ってみる?」

「私が会う資格なんてないから…。」

「今、一緒に住んでるんだ。俺、彼女の親と一緒に住んでる。すごくイイ人達で、みんなあったかい。」

「そう…。よかった…。隼人の噂は聞いてたから…。幸せそうでよかった…。」



俺はこれからどうすればいいんだろう…。



またここに来る?



「あのさ…。」

「わかってる。今更親子なんてしようとか都合のイイ事は考えてないよ。」



違う…。



そうじゃない…。



「俺は会いに来ていいの?」



それが聞きたかったんだ…。



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