俺様と双子達2
母親の手の温もりよりも…。



莉里のが温かい…。



俺が莉里に出会わなければ、俺は今日母親に会ってないかもしれない…。



莉里が教えてくれた愛情のおかげで俺は会いにこれた。



全部莉里のおかげ…。



「ねぇ莉里…。予約してたホテルやめて家帰りたい…。」

「えぇぇ!?莉里とのイチャイチャはナシ!?」

「莉里の部屋でイチャイチャするからイイ…。」



俺のワガママのおかげで予定が狂いまくり。



誕生日がこんなわけのわからない日になった。



「ただいま~!!」

「あれ!?お前ら泊まりじゃなかったのか!?」

「日向さんが恋しくて帰ってきた!!」

「キモっ!!何が目的だよ!!」

「莉里の部屋~。」

「まぁ…。今日くらい許してやる。」

「やった!!じゃあ飲もうよ!!ケーキがつまみだけど!!」

「ワイン!?」

「俺が生まれた年のね。」



やっぱりここが俺の居場所だ…。



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