俺様と双子達2
俺が頼りないとかそんな次元じゃない…。



美羽の気持ちがわからない…。



俺、どうしたらいいんだろう…。



その日は自棄になって蒼斗と酒を飲んだ。



何で言わねぇんだよ…。



俺よりケンジがいいのかよ…。




それから数日後の合宿。



美羽は心なしか元気がないように思えた…。



「どうしたの?何か元気なくない?」

「隼人さん…。俺………。なんでもない。ただ疲れてるだけ。」

「ならいいんだけどさ。蒼斗君が心配してたよ?」

「酒なんて飲んだからだ!!」

「何かあったら話くらい聞くからね?」



マジで似合わないジャージを着てる隼人さん。



兄ちゃんに見えた。



「莉里、最近美羽変わったことねぇ?」

「う~ん…。何か元気ない…。つかれてるって言ってるけど…。」

「ならいいんだ。たぶんあいつ仕事慣れしてねぇから気にかけてやってな?」

「悠陽が気にかけてあげたらいいのに…。」



でも俺は美羽のそばにいていいのか分かんねぇんだよ…。



美羽が何を求めてるのか…。



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