俺様と双子達2
なんか気まずい…。



「さっきなんで泣いた?」

「別に…。」

「俺、お前がどうしてもイヤって言うなら行かねぇよ?」



えっ…。



思いがけない言葉…。



何かドキドキする…。



「イヤじゃない…です…。」

「じゃあ行く。どれくらいかかるかわかんねぇけど待ってろよ。」

「うん…。」

「うまっ!!英梨料理うまいな。」

「それツナじゃん…。」

「好きだぞ英梨。」



えぇぇぇぇっ!?



今なんて!?



蒼君から『好き』って言葉が…。



「腹減ったからメシ~!!」

「う、うん…。」



顔が熱くなる~…。



幻聴じゃないよね!?



「蒼君?」

「何だ?」

「頑張って来てね?」

「当たり前。お前置いて行くんだから成功してくる。」



そう言って笑って頭をクシャっと撫でてくれた。



寂しいけど…。



応援する!!



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