俺様と双子達2
名前も知らねぇ女とカラオケに来た俺は多分すげぇ無愛想。



「悠陽君何か飲む?」

「いらね。ってか帰る。」

「何か悠陽君ってイメージと違う~。」

「だから?ってか話しかけんな。」



俺は美羽ちんに癒されに帰りたい…。



クソケンジ…。



「ケンジ君歌うまぁい!!」

「そんな事ないよ。ってかこの後どっか行かない?」

「どっかって?」

「ん~…。俺ん家とか。」

「行く~!!」



お前マジで女好きなんじゃねぇの!?



これがバイと言うやつか…。



「あ、電話。」

「ちょっと待て悠陽。」

「なんだよ。電話なんだよ電話。」

「鞄置いてけよ。」



クソっ…。



抜け出し作戦失敗…。



それから2時間も俺はブスッとしたままケンジと知らない女達の歌を聞かされた。



拷問だな…。



「悠陽君、番号教えて!!」

「ムリ。女は美羽しかかけてきちゃダメだから。」



だからもう帰る。



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