俺様と双子達2
優しく頭を撫でてくれて軽く抱きしめてくれてて…。



夢みたい…。



「朝帰りかよ…。」

「違うのっ!!樹奈さんって言う友達が下に住んでるの!!」

「そう…。洋平んとこかと思った…。」



そう言った蒼君は軽くため息をついてキツクあたしを抱きしめた。



まだあたしを思っててくれてる証拠だ…。



「あっ!!あたし樹奈さんと出掛ける約束してたんだ!!」

「行って来いよ。」

「蒼君は…。」

「俺はここで待ってっから。」



でも離れたくない…。



1秒でも長く蒼君といたい…。



「ごめんなさいするからちょっと待ってて…。」

「そんなに俺といたい?」



あっ…。



懐かしい意地悪な顔…。



「いたい…。」

「いいから行って来い。俺、今からラジオだし。」

「でも…。」

「終わったらここで待っててやるよ。」



お家帰らないの?



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