俺様と双子達2
皆が働いてる姿をカウンターに座って眺めた。



ポンッと置かれた手に振り向くと…。



「池内君!?」

「今面接来たんだけど美羽も?」



また美羽って呼ぶ…。



いいって言ってないのに…。



「あたしは今からパーティで…。ってか面接って16になったの!?」

「俺の誕生日、今日だから。」

「お、おめでとう…。」



前に遊園地で会った以来に話すんだけど雰囲気が大人っぽくなった…。



それに髪の色も変わってる。



「でも面接受かんないでしょ?あたしは無条件に働けるけど…。」

「普通じゃ受かんないよね。」

「うん?」

「『ケンジ』ってモデル知ってる?」



そりゃあ知ってるよ。



たまに悠陽とも撮ってるし。



結構有名なモデルさんだも…ん?



「俺の名前、『池内健二』って知ってた?」



ウソだ!?



あのケンジが池内君で、池内君がケンジ!?



別人だよね!?



「お兄さんがモデルさんなの?」

「はははっ!!美羽って天然?俺がケンジだよ。」



はい?


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