俺様と双子達2
あたしの頭は停止しました…。



だって雑誌で見るのとは違う…。



「髪上げたらケンジになるよ。」

「ウソでしょ!?」

「見てて。」



メガネを外して髪をかきあげた池内君は雑誌で見るケンジだった…。



スゴイ…。



全く気付かなかった…。



もしかして悠陽も知らないとか…。



「ケンジだった?」

「うん…。」



呆然としてるあたし。



急に後ろから手が伸びて来てあたしの身体は後ろに倒れた。



「浮気してんじゃねぇよ。」

「悠陽!?」

「ってかなんでケンジ?」



ヤキモチを妬いてるのか、あたしは悠陽に抱きしめられてる…。



やめて~…。



顔が赤くなる…。



「悠陽、俺ってケンジだけどケンジじゃなくて池内健二。」

「は!?意味わかん…。池内!?」

「そう。今まで気付かなかったなんてすげぇよな。」



そう言ってメガネをかけて髪を戻した。


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