俺様と双子達2
あたしはただ黙ってパパリンの仕事を眺めた。



「だから、そうじゃなくてこう。」

「はい。」

「やっぱり任せっきりには出来ねぇな…。」



何の仕事?



見た事がない新人君?



「パパリン、何の仕事なの?」

「ルイルイプロデュースの企画。アイツスカウトしたの俺。」

「育てるの?」

「まぁな。俺も歳だし。いつ引退するかわかんねぇじゃん?だからいろんな仕事に手出すつもり。」



そっか…。



パパリンも引退とかするんだね…。



あの寧音チャンが引退したんだもんね…。



寂しいな…。



「美羽!?何してんだよ!!」

「何で悠陽!?あたしはパパリンと1日デートだよ。」

「琉伊君にご指名されましたので。手助けですわ。」



やっぱり悠陽は別格。



しかもアメリカから帰って来てから更に凄くなった。



「やっぱり血には敵わんねぇ~…。」

「天道家?」

「そ。」



パパリンも悠陽をちゃんと認めてるんだね。



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