俺様と双子達2
【莉里】



電気がついててもの音が聞こえるのに完璧に居留守…。



ムカつくね。



連打してやれ。



インターホンを連打した。



それでも出て来ない鈴音…。



「これって引っ張れば開くドア?」

「うん…。でもカギかかって…。」

「ぶっ壊してやる。修理代は隼人が払ってね?」

「待って!!犯罪になる!!器物損壊!!」

「チッ…。」



こうなりゃ出て来るまで連打しかない。



そうとうインターホンを連打した。



「うるさい!!何!?」

「久しぶりだね鈴音。」

「あたしはもうあんたの後輩じゃないからさんぐらいつけなさいよ。」

「精神年齢は後輩でしょ。おじゃましま~す。」

「ちょっと何なの!?」



何なの?



こっちのセリフ。



「この子?DNA鑑定していいよね?」

「あんたにそんな権利あるの!?」

「あるよ。隼人の妻ですから。」



隼人の言った通り、隼人に似てる部分が一つもない…。



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