俺様と双子達2
だからそんな顔すんなよな~…。



「俺にも考えがあんだよ。」

「何!?」

「ヒミツ~。とにかく美羽にはモデルを続けていただきますわ。だから今だけ耐えてな?」

「うん…。信じてるからね?」

「おぅ。」



日向にはあぁ言ったけど…。



俺は俺で美羽を守りたい。



「琉伊君、ちょっとイイ?」

「何だ?美羽ちんは?」



美羽が寝たのを確認してから仕事をしてる琉伊君の書斎を訪ねた。



パソコンを隠してから俺の方を向いた琉伊君はタバコに火をつけて足を組んだ。



「美羽は寝た。琉伊君、俺、事務所辞めようと思うんだ。」

「で?」

「そこで琉伊君にお願いがあるんだけど…。」

「何だよ改まって…。」

「事務所を立ち上げてもらいたい。」

「は!?」



これが俺の考えたシナリオ。



琉伊君を社長にする。



それが美羽を守る上で1番イイ方法だと思ったから。



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