秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
そしてお昼休みになり、私と莉奈はお弁当を食べながら莉奈に週末の出来事を話した。
「へぇ〜幼馴染の突然の告白に生徒会長のキスねぇ!
で?サツキは二人をどう思ってんの?」
「こうちゃんは幼馴染で兄弟みたいに育ったし、私はこうちゃんは好きだけどそれはお兄ちゃんみたいな存在だったし…。」
「じゃあ生徒会長は?」
「誠とは流れと言うか借りの恋人だし、好きとかわかんなくて…」
「でもドキドキとかしなかった?
手を繋いだり、キスされたりした時?」
「そりゃ確かにドキドキはしたよ!
男の人にそんな事をされるの初めてだったし。だけど誠はお兄ちゃんの前で彼氏だって紹介したのもあるし、今更、本当は付き合ってないなんて言えないから恋人らしい事をしただけだと思うんだよね。」
「そうかなぁ?私には生徒会長はサツキの事が好きなように思うけど…。
それにサツキも…」
「えっ?私も何?」
「嫌、何でもない!まぁいずれ気持ちがハッキリするからサツキは今まで通り生徒会長に守られてなさい!
それにサツキは狙われてるんだから気をつけなきゃダメだよ?」
私には莉奈が気持ちがハッキリするからの理解は出来なかったが、狙われてるのは確かだし、気をつけなきゃいけない。