秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜




話しながら、弁当を食べ終わり鞄になおしてスマホを見ると、誠からラインが来ていた。


(弁当サンキューな!旨かった!)


食べてくれたんだ。
それに美味しかったみたいで良かった。


(美味しかったなら良かったです!
明日も作りますね。)


そうメッセージを誠に送った。


「サツキ、またニヤニヤしてるよ?
大丈夫?」


「大丈夫って…普通だってば!」


またニヤニヤしてたのかな?
確かに弁当が美味しかったと言われたら嬉しかったしニヤけてたのかもしれない。


お昼休みも終わり、午後の授業が始まった。


そして帰りのホームルームが終るといつものように私は図書室へと向った。


図書室に着いて私は本を読んでいた。
学校の日は誠が来るのを図書室で待つようになって、こうして本を読むようになった。


たまに寝てしまう事もあるんだけどね。


暫く本に集中していると誠が図書室にやってきた。


「お待たせ!」


「もうそんな時間?
あっ、誠に見せたい物があるんだ。」


そう言った私は鞄から今日、返して貰ったテストを誠に見せた。




< 108 / 182 >

この作品をシェア

pagetop