秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
暫く時間が経って、私はいつの間にか寝ていたらしい。
「おいっ!起きろ!」
その声にバッと起きあがるとそこには生徒会長が不機嫌な顔をして立っていた。
「連絡しても電話に出ねぇから来たら寝てるし…」
「す、すすすみません!」
そして生徒会長は私が一問しか解けなかった数学のプリントを手に取った。
「お前…こんな簡単な問題もわからないのか?それに頑張って一問だけ解いてるけど間違ってる。」
「えっ…私、数学だけ苦手で…」
「俺が教えてやるからこれを解いたら帰るぞ!」
「は、はいっ!」
そう言って生徒会長は私の隣に座ると問題の解き方を教えてくれた。