秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜




(弁当サンキューな!旨かった!)


そうラインでメッセージを送ると、サツキから返事がきた。


(美味しかったなら良かったです!
明日も作りますね。)


明日も作りますね…


その言葉がすげぇ嬉しかった。


昼休みギリギリまで生徒会室に居た俺は、教室に戻ってからはすげぇ嬉しくて、眠たくなる授業だが今日は久しぶりに真面目に聞いた。


そして授業も終わり、帰りのホームルームが終ると俺は生徒会室に行った。


夏休み明けの体育祭に向けて、来月からは生徒会活動が増えるが、今は特になにもないから生徒会室は誰もいない。


一応、生徒会室に居ると言っても過去の資料を見たりはしている。


生徒会長として話を纏めるには参考にはなるし、無駄な話し合いよりもスムーズに進めば運動会の練習に集中出来るからな。


運動会も終われば生徒会長としての役目は最後になるし、やっと開放される。


俺は時間になるまで体育祭に関しての過去の資料を見ていた。


暫く集中して資料を見ているとスマホのアラームが鳴った。


サツキを図書室に迎えに行く時間になり、俺は生徒会室を出てサツキを迎えに行った。





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