秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜




俺は制服の上だけは後部座席に置いていた。


一応、バレない為に上は私服を着ていた。


俺は運転しているし、バイクの運転は慣れてるが、車の運転は慣れてるわけじゃないしサツキの手を握りたかったが運転に集中した。


学校付近に近づくと俺は途中で帽子とサングラスを掛け、学校の校門に着くと車を停めた。


「俺は今から近くの駐車場に車を停めてくるからサツキは先に学校に行け。」


「ありがと!後、弁当作ったから食べてね!」


「サンキュー!ってか弁当作ってるって事は二度寝か?」


「えーっと…そうです。」


「サツキらしいな?だけどありがと!
じゃあまた帰りにな!」


「うん!」


そう言ってサツキは車を降りて学校の中に入っていった。


弁当作って二度寝か…可愛いやつ。


俺は少し離れた場所にある駐車場に車を停めると、後部座席に置いていたカッターシャツを着て学校へと向った。





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