秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「そうか…それより圭介、暫くバイク貸してくれよ!」
「いいけど何に使うんだ?また走りたくなったのか?」
「違うけどコイツを暫くはバイクで送ってく。お前のペケジャ貸してくれよ!」
「わかった!それより誠…お前はもうチームに戻る気はないのか?」
「ああ…」
「そっか…なんかあったら直ぐに連絡しろよ?」
「おう!」
そう言って生徒会長は圭介と言う人からバイクを借りた。
私にヘルメットを被らせて、生徒会長もヘルメットを被った。
圭介と言う人は生徒会長がヘルメットを被るのを見てゲラゲラと笑っていた。
それをみた生徒会長は笑ってんじゃねぇと言った。
私は生徒会長の後に乗ると、しっかり掴まっとけと言われて生徒会長にしがみついた。
バイクのエンジンをかけてブルルンとエンジンをふかすと凄いスピードで走りだした。
あまりのスピードの早さに私は死ぬんじゃないかと思った。
そして私の家に着いて生徒会長にお礼を言った。
「今日はありがとうこざいました!」
「ああ!暫くはバイクで送るから!」
「はいっ!そ、それからさっきは何で私と付き合ってるなんて嘘を言ったんですか?」
「ああ、面倒くせぇし、アイツらの中には女に飢えてる奴もいるから絡まれたら面倒くせぇだろ?それだけ!」
「そ、そうなんですね…それに生徒会長も暴走族のチームに入ってたんですね?」
「まあな…それと生徒会長とかアイツらの前で言うなよ?じゃあ帰るからまた明日な!」
そう言って生徒会長は帰っていった…。
それに生徒会長が暴走族のチームに入っていたと言う事実を知ってしまった。
今は辞めてるみたいだけど関わりはあるみたいだしそれに昨日の不良達が私達を狙ってると聞いて少し不安になった。