秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
誠の家に着いて、誠を玄関まで見送った。
「二三日はゆっくり休んでね?」
「ああ!サツキは寝坊すんなよ?」
「うん!」
「じゃあまた連絡するから!」
そう言って誠は家の中に入って行った。
その後は兄ちゃんの車で家に帰りこうちゃんも家の中に入った。
「俺、今から風呂に入るから!サツキは先に弁当食べとけ!」
「うん」
帰りにコンビニによりお兄ちゃんが弁当を買ってきてくれた。
私がお茶を入れてテーブルに座ると、こうちゃんが水族館で買ったお土産袋を持ってきてくれた。
「コレ、無事だったからちゃんと持って帰ってきた!
ごめんな、俺が居ながらサツキを守ってやれなくて…。」
「こうちゃんは悪くないよ!
それに私の足が遅かったから捕まってしまったし、運動不足かな?
私は無事だったし、こうちゃんは悪くないからそんな顔をしないで?」
「サツキ…」
「それよりもこうちゃんのが顔に傷だらけだけど大丈夫?」
「俺は大丈夫だ!じゃあ俺は帰るから誠によろしくな?
また遊びに来るから!」
「うん!」
そう言ってこうちゃんは帰って行った。
色々とあったせいか、その日はお風呂から上がると疲れたのかそのまま寝てしまった。