秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜

「何かあっても必ず俺が助けてやるから心配すんな！」


俺がそう言うと、何故かサツキは顔を赤くした。


そしてお昼になりサツキはお昼ご飯を作ってくれて、見るとチャーハンでサツキと一緒に食べた。


食べると旨くて、サツキは本当に料理が上手なんだと改めて思った。


お昼を食べた後、俺は何だか眠くなり、ソファーでいつの間にか寝てしまっていた。


どれくらい時間が経ったのかは分からないが、何だかいい匂いがして目が覚めた。


俺はソファーから起き上がると、サツキの居るキッチンに向かった。


「すげぇいい匂いで目が覚めた！」


「おはよ！昨日は寝るの遅かったの？
凄く熟睡してて掃除機かけても起きなかったからさ！」


「え、ああ…」


確かに昨日は遅くなっちまったけどな…。


「てか今日の晩御飯は何？」


「ハンバーグとシチューとサラダだよ！
お兄ちゃんの大好物なんだよねハンバーグ！」


「優さんハンバーグが好きなんだな！
そう言えばこの前のファミレスでもハンバーグ食べてたし、昔もよくハンバーガーとか食べてたの思い出したわ！」


「ハンバーグ作ると凄く喜ぶんだ！」


サツキはサラダを冷蔵庫に冷やすと俺とリビングのソファーに座り、一緒にテレビを見ていた。


暫くすると優さんが仕事から帰ってきた。


「ただいま！誠が来てんのか？」


「お帰りお兄ちゃん！」
「お疲れ様です！お邪魔してます！」


すると優さんの後ろに光輝も居た。


「よっ！」


そう言って光輝はソファーに座った。


「丁度、光輝がバイトから帰ってきてて鉢合わせたんだ！
誠も来てるし光輝も誘った！
俺は先に風呂に入るから！」


そう言って優さんはお風呂に入った。


「何でお前がいんだよ…」


「それはこっちのセリフだ！」


「二人共、喧嘩しちゃダメだからね！」


光輝は俺をイライラさせやがるのが好きみたいだな…。


するとサツキはソファーから立ち上がりキッチンに向かった。