秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
いつの間にか眠に就いていた俺だったが、目が覚めると十時過ぎだった。
今頃、二人で何処かに行ってるのかと思うと気になって仕方なかった。
何があっても直ぐに出かけられるように用意をし、ご飯を食べたりしたが、やっぱり落ち着かなくて何度もスマホをチラチラ見ていた。
そして俺は我慢出来なくなり、ちょっとだなくなら…と思い、スマホのアプリを開き、サツキが何処に居るのかを調べた。
「水族館か…」
気になるからと言ってサツキの居場所を調べた事を俺は後悔した。
今頃は二人で楽しんでんのか…。
俺は気持ちを切替える為に圭介の家に行った。
圭介の家に着いて、家の中に入ると圭介は言った。
「てか今日はサツキちゃんと一緒に居ないのか?」
「ああ!それより昨日は大丈夫だったか?」
俺は話をそらした。
じゃなきゃ今頃、二人は何をしてるんだって考えてしまうしな。
なるべく考えないよにゲームをしてたら、チームの奴らが何人か圭介の家に来て、ゲームに盛り上がったり話をしたりして、どうにかサツキ達の事を考えなくてすんだ。