秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「相葉 誠!お前の相手は俺だ!」
俺は目の前に居た男を思いっきり殴り、声がした方を振り向くとそこには仮面を被ったデブの男とサツキが居て、俺はサツキの姿を見て安心した。
「サツキっ!テメェ…」
俺は仮面の男に怒りを露にしながら二人の元へ近づいて行った。
「誠っ、ダメ!来たらダメだよっ!」
「うるせぇ!」
パシンッ
「いっ…」
サツキがデブに殴られ、俺はデブに言った。
「おいっデブ!サツキを傷つけんじゃねぇよ!お前の相手は俺だろうがっ!」
「相変わらず変わらねぇなお前!
そんな所がイライラすんだよ!」
「汚い手でこいつに触れてんじゃねぇ!
触れていいのは俺だけだ!」
「そう言ってられるのも今だけだ!
お前が手を出したらこの女をナイフで刺す!」
「汚い手、使いやがって!」
「何とでも言えっ!おいっ、お前らアイツを動かせないようにしっかり捕まえとけ!」
デブがそう言うと、近くにいた不良が俺の腕を持ち、手出しが出来ないようにした。
「誠っ、私の事は気にしないでっ!」
サツキがそう叫んだが、ナイフをデブが持ってる以上、こっちは手出しは出来ねぇ。
するとサツキはいきなりデブの腕をおもいっきり噛み付いた。
「痛ってぇ…うっ!!」
サツキはデブが腕を緩めた隙に離れると、今度はデブの股間を思いっきり蹴った。
中々やるじゃねぇかサツキ。
俺は後ろから押さえつけていた不良を投げ飛ばし、サツキの所に駆け寄った。
「サツキっ!大丈夫か?怪我はないか?」
「うん、大丈夫だよ!」