秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「今すぐサツキを抱きたい気持ちは常にあるし、好きな女が近くにいて俺だって理性抑えてるのに必死だしな。
でもサツキは付き合うのも初めてだし焦るつもりはないんだ。
ゆっくりサツキのペースに合わせていく。
だけどキスだけは毎日するからな!」
そう言った誠は私に優しくキスをした。
普段はクールな誠だけど、私の前ではこんなに甘い。
学校で誠の秘密を知ってるのは私と莉奈の二人だけだけど、莉奈もしらない私だけが知ってる誠がいる。
それは私だけの秘密なんだ。
私にとって放課後は特別な時間で、誰もいない図書室でキスをしてるのも誰もしらないし、クールな彼の裏の顔は、口は悪くて喧嘩も強い彼だけど、本当は優しくて私にだけ甘いんだ。
誠が卒業するまでは、こうして放課後に図書室でキスをしたり、手を繋いで帰ったりが続くんだろうな。
誰も知らない私と誠だけの秘密の放課後が…
【完】