秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜




「二人共、落ち着け!
なぁ光輝!サツキも我慢してる部分もあるし、理由を話してやれよ?
もし逆の立場だったら嫌だろ?」


「チッ…分かったよ!話せばいんだろ話せば!

最近、彼女が出来たんだよ!
本来なら教習で習って覚えて免許取ってって流れでいいんだけど、いっぱい乗って運転が上手くなっておきたかったんだ。
確かに無免許運転はいけない事だけど、それでも上手くなりてぇんだ。」


「それならそうだって言ってくれたらいいのに!何で彼女が出来た事を言ってくれなかったの?
ねぇ彼女ってどんな人なの?」


「だからサツキには言いたくなかったんだよ!色々と聞かれると思ったから…」


光輝が言いたくない理由はそれだったのか。


「ねぇこうちゃんの彼女、今度紹介してよ?」


「はっ!?嫌だし!」


「じゃあ誠と練習させてあげないんだから!」


サツキは勝ち誇ったような顔で言った。


この幼馴染の二人は子供みたいだな…。


「ったく…サツキの知ってる奴だ。」


「えっ?知ってるってどう言う事?」


光輝は諦めたのか俺達に話し始めた。





< 178 / 182 >

この作品をシェア

pagetop