秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
ようやく作業が終わった時には外はだいぶ暗くなっていた。
私はホッチキスで止めたプリントをダンボールに入れて職員室に持って行った。
職員室に着いて先生にプリントの入ったダンボールを渡すと「ご苦労だったな!もう暗くなるから急いで帰るんだぞ。」そう言った。
あんたが私に一人でさせたからこんなに遅くなったんだろ…とは言えずに、寝坊した私が悪い。
それに右手が痛いし。
私は職員室を出て、教室に鞄を取りに行って帰ることにした。
教室を出て廊下を歩いてると生徒会室から声がした。
「ああ!今から行く!
うるせぇー仕方ねぇだろうが!」
そんな声が聞こえた。
私は覗くつもりはなかったけど生徒会室の扉が少し開いていたから覗くと…。
えっ!
私は目を疑った。