秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
俺は圭介の家に着くと、五人程集まっていた。
「遅かったな?センコーにでも捕まってたのか?」
なんて圭介は笑った。
「ちげぇよ…ちょっと色々とあって女を家まで送ってたら、お前がこの前に話してた族の奴らに絡まれたから遅くなったんだよ。」
俺の本性を見られたと言うのが面倒臭かったしそう答えた。
「お前…女が居たのか?初耳だぞ?
まともに女と付き合わずに遊んでばかりいたお前か家まで女を送る日がくるなんてな…うっ…」
「泣き真似はやめろ!」
「わりぃ!だけどその族のヤローはどうなったんだよ?」
「ああ…五人居たんだけど俺が3人、女が二人を倒した!」
「マジか!?お前の女は何者だよ?」
「喧嘩して勝ったんじゃなくて、後ろに転んだと同時に女の鞄が一人の不良の顎に直撃して、女の振り上げた足がもう一人の不良の股間にヒットして奇跡的に倒しただけで、至って普通の女だ。」
「へぇ…なんか面白そうな女だな?
それにこの前に言ってた族の奴らは仕返ししてくると思うぞ?」
「確か工業高校の制服を着ていたな、お前確か工業行ってんだろ?」
俺は、後輩に聞いた。
「はい!明日に調べてみます!」
「頼むな!」
だけど面倒くせぇ事になっちまったな。
俺は暫く圭介の家で話した後に自分の家に帰った。