秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「ただいま」
「お帰りお兄ちゃん!」
「おう!後、頼まれていたお菓子を買って来たけど誰かの家でも行くのか?」
「うん!月曜日からテストだから勉強を教えてもらいに行くからさ。
それに赤点取りたくないし…」
「俺なんて赤点取りまくりだったけど無事に卒業出来たぜ?
半分はセンコー脅したり、カンニングしたりしたけどな。」
「私はお兄ちゃんとは違うの!」
「だよな!勉強がんばれよ?」
「うん!今日はハンバーグだから先にお風呂に入っておいでよ?今から焼くから。」
「マジか!じゃあ先に風呂に入るから!」
そう言ってお兄ちゃんはお風呂に入った。
私はキッチンに向かい、ハンバーグをフライパンで焼いた。
ハンバーグが出来た頃にお兄ちゃんもお風呂から上がり、一緒に夕食を食べた。
お兄ちゃんには伊織ちゃんと言う綺麗な彼女が居て土日は二人でプチ旅行に行くらしい。
伊織ちゃんは私を凄く可愛がってくれる。
今は二人で働きながらお金を貯めてる。
先々では結婚するみたいだし、私も伊織ちゃんがお姉ちゃんになってくれる事は嬉しい。
二人で夕食を食べた後、私は食器を洗いお風呂に入った。
お風呂から上がり自分の部屋に入ると、机に座り鞄から教科書を取り出した。
パラパラと教科書を捲り、得意な教科から勉強を始めた。
英語は何とかなりそうだ。
2時間程、勉強をした後は明日に備えて寝ることにした。