秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「サツキ!」
「んー」
朝からお兄ちゃんに起こされて目が覚めた。
時計を見るとまだ時刻は朝の6時だった。
「俺は今から家を出るから!戸締りして寝るんだぞ?
明日はお土産を買って帰るからな。
じゃあ行ってきます!」
あっ!そうだった!お兄ちゃんは伊織ちゃんと旅行に行くって行ってたな。
「行ってらっしゃい!運転気をつけてね?」
「おう!」
そう言ってお兄ちゃんは家を出て行った。
私はまだ起きるには早いし、もう少し寝ることにした。
そしてアラームをかけていた時間に気づかずに、生徒会長からの電話で目覚めてしまった私は一気に目が覚めてしまった。
約束の時間は10時。
そして時計を見ると…10時。
私は急いで玄関に行き扉を開けると生徒会長がそこには立っていて、私の格好を見た生徒会長は一瞬、驚いていた。
「す、すみません!見ての通り寝てしまってました。
直ぐに用意するので上がって下さい!」
そう言って生徒会長を家に上げてリビングで待ってもらう事にして私は急いで用意をした。
「お待たせしました。待たせてすみません。」
「別にいいけど、それだけ寝たんだし勉強頑張らないとな?てか両親は?」
「はい!うちの両親はお父さんが単身赴任中で、私の高校入学が決まって入学式が終ったらお母さんもお父さんの所に行きました。
だから今はお兄ちゃんと二人でこの家に住んでいて、お兄ちゃんは今日は彼女と旅行に行ったので帰ってくるのは明日なんですよ!」
「そうなんだ?ってかそろそろ行くか!」
「はい!」
私は勉強道具とお菓子の入った袋を持って、家を出た。
生徒会長とバイクに乗り、生徒会長の家まで向かった。