秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
私は今、生徒会長の家の中に居る。
だけど家はでかいしお手伝いさんまで居て驚きを隠せなかった。
生徒会長に聞くと両親は海外に住んでいて、化粧品会社の社長をしているらしく、私でもその会社名を聞いて知ってる化粧品の名前で家のでかさに納得した。
「あのっ!これ…つまらないものですけど。」
そう言ってお菓子の入った袋を生徒会長に渡した。
「こんな気を使わなくてもいいのに!
でもサンキューな?」
そう言って生徒会長は受け取ってくれた。
それから生徒会長の部屋に案内されたが、あまりの広さにまたビックリさせられた。
✱✱✱
「だからここはさっきも教えたろ?
まさか…聞いてなかったんじゃないだろうな?」
「ちゃんと聞いてました…」
「じゃあ何で解けないんだ?この公式を頭に入れないと数学は解けないぞ?」
「うっ…」
勉強を始めて2時間。
他の教科は生徒会長に範囲を見せて、絶対に覚えておいた方がいいポイントを聞いた。
他の教科はどうにかなりそうだったからポイントだけ聞いて、先に苦手な数学を教えてもらったんだけど、公式が頭に入らない。
と言うか、公式よりも数字を公式に当てはめる所でわからなくなってくる。