秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
次の日の朝。
私はお手伝いさんに起こされて目が覚めた。
朝食を持ってきてくれたみたいで、時刻は朝の八時半だった。
私は起きてお手伝いさんに洗面所の場所まで連れて行ってもらい、歯ブラシを借りて顔を洗って歯磨きをした。
さっぱりして私は今度は迷わずお姉さんの部屋に着くと用意してくれた朝食を食べた。
洋服はお姉さんのを借りて着るとサイズはピッタリだった。
私の着ていたお手伝いさんが洋服を洗ってくれると言ってくれたが、流石に悪くて自分で洗うからと言い袋を貰って入れている。
私が着替えてコーヒーを飲んでいるとノックされる音がして返事をした。
「はい!」
「俺だけど中に入っていいか?」
「どうぞ!」
私がそう言うと生徒会長が中に入ってきた。
「じゃあ勉強すっか!今日はこの部屋でするからお前はこの問題を解け!」
そう言って渡されたのは数学の問題集。
「昨日に教えた公式を使えば解けるから解いてみろ。」
「は、はい。」
ど、どうしよう!公式なんて忘れてるよ。
だけど私は机に座って問題集を広げた。