秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
グーーー。
「あっ…」
腹が減ってたのかサツキのお腹が鳴った。
「あっ、もうお昼過ぎたな?
それにお前は朝ごはんも食べてなかったよな。今からお昼にするから先に飯食ってから勉強の再開だ。」
「はぃ…」
恥ずかしいのかサツキの顔が真っ赤だった。
俺はお手伝いにご飯を持ってくるように言って、部屋に昼ごはんを運んで来てもらった。
二人でお昼を食べたがサツキの顔を見ると凄く旨そうに喰っていた。
「お前って旨そうに喰うんだな?」
「だって美味しいですもん。
自分じゃこんな風には作れませんし本当に美味しいですから。」
「じゃあ勉強も頑張れるよな?」
「…はははっ…頑張ります。」
まぁ食べたら少しは勉強も身につくだろ。
昼を食べた後はまた数学の勉強を再開して、サツキの分からない理由を聞いて、分かりやすいように教えた。
するとサツキはさっきよりも理解が出来たのかスラスラ解けるよつになった。
俺はサツキが勉強してる間は俺も本を読んでいた。
「生徒会長!そろそろ私、帰ります。」
「もうそんな時間か?」
「はい!でも生徒会長は勉強しなくて良かったんですか?」
「俺は勉強しなくても大丈夫だし、小さい頃から英才教育させられてたから勉強しなくても大丈夫だしな!」
「……」
何故か俺か言った事にサツキは無言で何かを考えていた…。