秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
俺はサツキを姉ちゃんの部屋に案内をしたあとに部屋に戻った。
久しぶりに姉ちゃんの部屋に入ったけど生きてた頃と何一つ変わっちゃいねぇ。
考えてみれば、俺だけ好き勝手して家にも帰らない日もあったし、帰りはいつも夜中とか朝方だったから、お手伝いは居ても姉ちゃんは女だし寂しかったかもしれないな…。
暫くしたら部屋に食事が運ばれて食べた。
その後は風呂に入っていて上がった後は、お手伝いにサツキの下着やパジャマを姉ちゃんのを用意しとくように伝えた。
俺は部屋に戻り、暑かったから上半身の服を脱いで、ベッドに横になりテレビを見ていた。
暫くテレビをみていた時だった。
俺の部屋の扉が開いて、見るとサツキが立っていた。
「何してんのお前…」
「うわぁ…ご、ごめんなさい。
部屋を間違えました。」
本当にどんくせぇ奴…。
にしてもジロジロ見過ぎだろ。
それにサツキはお風呂あがりなのかいつもより色っぽく見える。
「何、人の裸をジロジロ見てんだよ?」
「いや…その…」
あんまジロジロ見てんじゃねぇよ!
俺だって男だし、あんま見られると理性が飛びそうになるだろうが。
そうじゃなくても姉ちゃんが死んでからは女遊び止めたから変に意識しそうになっちまう。
俺はベッドから体を起してサツキに近づいた。
「な、何ですかっ!」
「何って部屋がわかんねんだろ?
連れて行くから来たんだろうが!」
怯えた顔をしやがって、なんでコイツはいつも怯えてるんだ?
俺はサツキを姉ちゃんの部屋まで連れて行って自分の部屋に戻った。