秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
サツキも勉強に集中していて、問題集を無事に解き終わる事もできたし、雨も上がっていて晴れてたからサツキを家までバイクで送った。
サツキの家に着いて、サツキはバイクから降りた。
「その姉ちゃんの服、お前にやるから返さなくていいからな!じゃあ勉強頑張れよ?」
そう言って俺はそのまま帰った。
姉ちゃんの服を着ていたサツキは、顔も、髪型も違うが、雰囲気が姉ちゃんと似てた。
それにサイズもピッタリだったし似合っていた。
だけど…サツキは明日のテスト大丈夫か?
俺は余裕だけどまた忘れなければいいけどな。
俺はバイクで家に帰る途中にそんな事を思った。
そして翌日からテストが始まったが、サツキは無事に数学の問題も解けたらしい。
テストも終わり、また普通の授業に戻った。
サツキとは相変わらず一緒に帰っている。
だが圭介の話によると、狂連の奴らはまだ悪さをしているみたいだから油断はできねぇ。
俺だけに何かあるならいいがサツキに何かあっては困る。
だからもう暫くはサツキと一緒に帰る。
週末になるとみんなは明日が休みな事に浮かれていた。
そして一番浮かれていたのはサツキだった。
テストから解放されて、やっと休みってのが嬉しいみたいだけどな。
俺達は放課後にいつものように図書館で待ち合わせをして、圭介の家に寄りバイクでサツキを家まで送った。