秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
話しているうちにお昼になり、起きてお菓子しか食べてなかったからお腹が空いてきたから、お昼ごはんを作ることにしてこうちゃんの分も作る事にした。
私が料理をするのが信じられないのか、こうちゃんは本当に出来んのかよ?みたいな目で私を見ていた。
料理くらい出来る所を見せてやるんだから!
私は冷蔵庫から食材を取り出して包丁で切っていき、まずはコンソメスープを作り、簡単にサラダを作った。
そしてフライパンに油を引いて私はオムライスを作った。
出来上がったオムライスをお皿に盛りつけて、コンソメスープも出来上がったからサラダと一緒にテーブルに運んだ。
実はこうちゃんは小さい頃からオムライスが好きだったのを覚えていたからオムライスにしたんだけどね。
こうちゃんもテーブルに座りオムライスを見ると目を輝かせていた。
やっぱり大好物だと改めて分かり、何にもあの頃と変わってないなって思った。
「見た目は旨そうだけど味はどうかな?」
そう言ったこうちゃんは一口、食べた。
「旨っ!」
「でしょ?私だって料理くらい出来るんだからね!参ったか!」
「参った、参った、参りました!!」
そう言ってこうちゃんは次から次へと口にオムライスを運んでいく。
そんなこうちゃんを見ると笑みが溢れた。