秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜



私達はファミレスに着いて中へ入った。


食べ物を注文し終えるとお兄ちゃんが口を開いた。


「さぁサツキ、説明してもらおうか?
何故、さっきの奴らがお前を狙っていたのか!それと俺が一番、気になるのは一緒に居た男なんだけどな?」


お、お兄ちゃん怖いよ!怖すぎるよ!


私は事情を話した。


「なる程…絡まれた不良を倒したのは良いけどさっきの奴らは根に持ってる訳だ?
だけど…お前に彼氏が居たなんてな…。
今からそいつに電話してここまで来るように言えよ!」


「えっ?急に来るように言っても来れるわけないよ…。」


「お前を守ってもらったんだ!挨拶くらい兄貴としては言うのが筋ってもんだろ?」


だから顔が怖いよお兄ちゃん…。
私はこうちゃんに助けを求める目で見つめたが、そんな私を無視して料理を食べている。
この前に会ったのにこうちゃんは知らん顔してるし…。
私はお兄ちゃんに負けて電話を掛けることにした。





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