秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
私はお兄ちゃんに言われた通りに生徒会長とバイクに乗って家まで帰った。
「誠、お前も家に上がっていけよ!
明日も休みだろ?ゆっくりしていけ!」
「わかりました!」
そう言って生徒会長も家の中に入った。
「優くん、久しぶりにゲームしようよ!」
「おっ!やるか?仕事も忙しかったりで最近はゲームしてないし、明日も伊織に会えないから朝まででも付き合うぜ?」
「まったく変わらないな優くんは!」
こうちゃんも久しぶりにお兄ちゃんとゆっくり話せて昔が懐かしくなったかもしれない。
「誠、お前もゲーム参加な?」
強制的に参加させられ、私は三人がゲームに夢中になってる間にお風呂に入ったが、お風呂から上がるとお兄ちゃんは伊織ちゃんと電話しながらビールを飲みながら話していて、生徒会長とこうちゃんが二人でゲームをしていた。
「チッ!もう一回やるぞ!」
「何度やっても無駄だろ?」
「うるせぇ!お前に負けるとか俺のプライドが許せねぇ!」
「何のプライドだよ?たかがゲームだろ?」
「いいからもう一回やるぞ!」
何だかこうちゃんはカリカリしていた。
生徒会長が強くて、格闘ゲームに負けるのが悔しいらしい。
さっきまではあんまり話をしていなかったけど、少しは仲良くなれたのかな?