秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「腹減ってないか?何か食べたい物があれば遠慮なしに頼んで喰え!」
「俺は大丈夫です!さっきまで圭介の家に居て、皆が差し入れで食べ物とか持ってきてたから食べたんで。」
「相変わらず誠と圭介は仲が良いな?
それより今も誠が総長してんのか?俺は引退してからは集に参加しても、就職してからは行かなくなったし、聡が俺の後に総長になってその後に誠が総長になったのは聡と久しぶりに会った時に聞いてたからな。」
「俺も今は引退して今は圭介が総長してます!でも圭介も今年で引退するんですけどね。」
「もう誠も圭介も十八になるもんな。いつまでも好きなことばかりも出来ないし、何処かで区切りをつけなきゃならないしな!
それよりもまさか誠がサツキの彼氏だったなんて驚いた!どんな奴かと思えば誠だしな?
サツキは真面目だし、俺にとっては大事な妹だからこれからもサツキを大切にしてやってくれな?」
「はいっ!」
俺とサツキは本当の恋人ではない。
優さんに対して嘘をつく事もだが、胸が痛かった。
俺は視線をサツキにやると、隣に座る幼馴染に笑顔で何かを話していた。
その姿に何故かイライラしてしまった。