秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜




優さんは料理を食べ終わったサツキに話しかけた。


「サツキ!誠なら俺は付き合いを認めるよ!
これからも誠に守ってもらえ。」


「う、うん…」


突然にそう言われたサツキは驚いていたが頷いて返事をした。 


そして俺達はファミレスを出た。


「サツキ、お前は誠と一緒にバイクで帰って来い!俺は光輝と車で帰るから!」


そう優さんは言って幼馴染と一緒に車に向かって先に帰った。


だが幼馴染は不機嫌そうな顔をして俺達を見てまた歩き出した。


俺はサツキにメットを渡して、俺達もサツキの家に向かった。


家の前に着くと、駐車し終えた優さんがこっちに来て俺に言った。


「誠、お前も家に上がっていけよ!
明日も休みだろ?ゆっくりしていけ!」


「わかりました!」


優さんに言われたら断れなくて、俺も家の中に入った。


「優くん、久しぶりにゲームしようよ!」


「おっ!やるか?仕事も忙しかったりで最近はゲームしてないし、明日も伊織に会えないから朝まででも付き合うぜ?」


「まったく変わらないな優くんは!」


「誠、お前もゲーム参加な?」


俺は強制的に参加させられ、ゲームをする事になった。


最初に優さんと幼馴染が格闘ゲームをしだして、そのゲームは実は俺も持ってるやつでよく圭介達としていた。


「相変わらず優くん、ゲームよわいよね?
喧嘩は強いのにな!」


「うるせぇ!よし!次は誠と勝負だ!」


俺は幼馴染からコントローラを受け取り、優さんと対戦した。


「何だよ二人して強いとか俺めちゃ弱いな。
もう俺はビール飲んで伊織と電話するから後はお前ら二人でゲームしろよ?
話してないし仲良くしろよ?」


「「……。」」


だが俺達は返事はしなかった。





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