秘密の放課後〜彼には裏の顔がある〜
「そう言えばお兄ちゃんは何処に居るんだろ?」
サツキはキョロキョロと周りを見渡した。
すると優さんを見つけ、俺達は優さんに近づいた。
「お兄ちゃんって、えっ!?
それお兄ちゃんが全部取ったの?」
優さんは袋を持っていて、中にはぬいぐるみとか、お菓子とか色々入っていた。
「ああ!すげぇだろ?伊織とサツキにやろうと思ってな!昔から得意なんだよな!」
ドヤ顔で言う優さん。
マジか…俺が何度も苦戦していた時に優さんはそんないっぱい…。
サツキを見ると、袋の中に沢山入ってる物が気になっているようだ。
「お兄ちゃんありがとう!」
サツキは嬉しかったのか、俺と光輝の腕を離して優さんに抱きついた。
「可愛い妹と彼女の為だしな!でも伊織が好きなお菓子があるからそれはいくらサツキでも譲れないぞ?」
「わかってるって!」
「ぬいぐるみとか伊織はいらないかもしれないけど今度、伊織を家に連れてくるから二人で選べよ!」
サツキは俺と光輝の存在を忘れて優さんと話していた。
優さんはサツキと彼女を溺愛してるのが見ていてわかる。
優さんがダーツをしようと言い出して、俺達はダーツをする事になった。
サツキはした事ないからと言って俺と光輝と優さんの三人でする事にして、サツキは後で見ていた。