愛を求めるお姫様
僕の朝… こんな感じ? side 流愛
「ふぁ〜」
カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚めた。
しばらくボケーっとしていると、
プルルルル…プルルルル…
っと、携帯から電話の着信音が聞こえてきた。
まだ少しボーっとするけど、
「ふぁい、もしもし〜」
と出てみると、
『もしもし流愛?』
无友の声が聞こえてきた。
「ぇ?无友?」
『そうだけど?もしかして、誰からか見ないで出たの?』
ヤバイな、声が怒ってるぞ。
「うぇ?そ、そんなことないよ?」
やべぇ、声が裏返った。
『へぇー。確認しないで出たんだ?
いい加減その癖やめなよ?』
「うんうん!やめますやめます」
『ふーん、まぁいいや。』
「ぇ?いいの?お説教なし?」
『何?してほしいの?』
「いえいえいえいえ‼︎とんでもない」