愛を求めるお姫様

僕の朝… こんな感じ? side 流愛



「ふぁ〜」


カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚めた。


しばらくボケーっとしていると、


プルルルル…プルルルル…


っと、携帯から電話の着信音が聞こえてきた。


まだ少しボーっとするけど、


「ふぁい、もしもし〜」


と出てみると、


『もしもし流愛?』


无友の声が聞こえてきた。


「ぇ?无友?」


『そうだけど?もしかして、誰からか見ないで出たの?』


ヤバイな、声が怒ってるぞ。


「うぇ?そ、そんなことないよ?」


やべぇ、声が裏返った。


『へぇー。確認しないで出たんだ?
いい加減その癖やめなよ?』


「うんうん!やめますやめます」


『ふーん、まぁいいや。』


「ぇ?いいの?お説教なし?」


『何?してほしいの?』


「いえいえいえいえ‼︎とんでもない」
< 12 / 28 >

この作品をシェア

pagetop